第八回(缶コーヒー、空、機械)

缶コーヒーの記憶

研究詰めの日々でとうとう頭がおかしくなってしまったのか、周りから見ればそのようにしか見えないだろう。拾ってきた空き缶のごみを研究室に広げて私はそう思った。この実験がうまくいかなければ本当に頭がおかしくなる。拾った場所の座標をラベリングしてあ...
第八回(缶コーヒー、空、機械)

夕闇のカンケリ・ゲーム

公園のブランコにコーヒー片手にもう2時間も座っている男がいる。細田隆は疲れきっていた。40も過ぎて勤め先にクビを切られたのである。くたびれたスーツが彼の心情を物語っていた。 空の茜色が強まり出してコウモリの影が舞っている。流石に帰らねばと隆...
第八回(缶コーヒー、空、機械)

「お客様、コーヒーの飲み放題での飲み過ぎは胸やけに繋がります」

「なあ、コーヒー・メーカーに終わりってないんだっけ?」「だから廃虚にあるものは触るなって言ったんだ!これじゃあコーヒー・メーカーじゃなくてコピー・メーカーじゃねえか!!」「あっつ、な……」烏のように黒く、それでいて真夏のサドルのように熱い濁...
第八回(缶コーヒー、空、機械)

第一話って大体こんな感じ

「これ知ってるか? 缶コーヒーって言うんだぜ」「缶コーヒー?」  Aが乱雑に投げてきた缶を床に落ちるすんでの所で受け止めながら、Bは聞き慣れない単語にオウム返しをする。 「旧時代、人類はひと仕事終えたあとに缶コーヒーを飲んでお互いの労働を労...
第七回(チョコレート)

ドミノ at バレンタイン

第七回(チョコレート)

無限チョコレート

市街地から少し離れた山の奥、獣道を抜けた先にそれはあった。木々の美しい緑の中で、居心地悪そうに佇んでいるボロボロの小屋。ところどころ腐っている木の床が経過した時間を感じさせる。3学期も終わり、たいしてやることも無い春休み。なんとなく思い立っ...
第七回(チョコレート)

バレンタイン感想戦

――とりあえず、バレンタインお疲れ様でした。 取り敢えず言わせてくれ!いい加減俺の味として「血液味」を採用するチョコレート会社は保健所に通報されてくれ!マジで!あとそんな企画通すな!!誰が買うんだそれ!!発注して余ったからって値引きしてツイ...
第七回(チョコレート)

バレンタインTier1

バレンタイン、俺のクラスにはチョコレートをバカみたいに貰う内田と言う男が居た。バカみたいに、というのは決してオーバーな表現ではなく本当にバカみたいに貰うのだ。風の噂によると、奴に贈る為のチョコレート需要がこの県のチョコレート売上の半分を占め...
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寿命宣告

「大変……大変申し訳にくいのですが……」 
目の前で主治医は眉間に皺を寄せ、僕を傷つけない言葉を床に探すように俯いている。
2人だけの診察室、静寂に包まれた異様な空間は時間を忘れるほど緊張を孕んでいた。
理由は簡単、今から僕の余命が宣告され...
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木クイズ

これなーんだ   正解 木   じゃあこれは? 正解 木
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メモ

1週間分の食料 歯みがき粉 風呂掃除用のブラシ         大介が疲れた体を引きずって帰ってきた自室のちゃぶ台の上に、それだけ書かれたメモが置かれていた。しかし、大介にそんなメモを残した記憶はなかったし、彼の字はかなりの悪筆でありメモ内...
第七回(チョコレート)

呪いのトリュフチョコレート

中学2年生、冬。古賀まゆみは悩ましげにため息をついた。頭を占めているのはそう、来るビッグイベント【バレンタイン】。相手は同じクラスの川崎ショウ君。頭もよくてスポーツ万能、しかも優しい人気者。ずっと遠くから眺めているだけだったけど、今年こそは...
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シャワシャワチキン

マクナル、周辺の席の全員が同時にシャカチキをシャカシャカし始める。 シャカシャカシャカシャカ、シャカシャカシャカシャカ。 親子連れもカップルも1人の客も、みな口を開かず一心不乱にシャカシャカし続ける。 シャカシャカシャカシャカ、シャカシャカ...
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大人になるということ

跳び箱が巨大になったら、小学生は絶望するだろうか。  少しはするかもしれない、今まで跳べていた7段が、その1段の厚さが増したことで飛べなくなったことに少しは絶望するかもしれない。  しかし、少しだけだ。  子供は挑戦することへのハードルが低...
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サークル

サークルするサークルを作ろうよ サークルするサークルを作ろうよ サークルするサークルを作ろうよ