第二十三回(紙・糸)

第二十三回(紙・糸)

月日

第二十三回(紙・糸)

未完 手紙

「すまないんですけど、その手紙ちょっと見せてもらっても大丈夫です?」  赤緑色の珍妙な色眼鏡を付けた少女にそう声をかけられたのは、いつも通りドクレが郵便局から配達に出たタイミングだった。  「個人情報なものでそれは出来かねます」   今日の...
第二十三回(紙・糸)

ピンクい恋文

私は桜子と共にそれを見つけた。靴箱を開けた途端にひらひらと落ちた手紙を私は桜子と見つけた。 「うお。ラブレターってやつだ」「マジか」 まさしく封筒も便箋もピンクい。これがラブレターでなく何がラブレターだと。しかしハートのシールを剥がして丁寧...