第九回(新天地)

第九回(新天地)

新天地を求めて

東の空に昇った朝日が一日の始まりを告げる。ありふれた、いつもと何も変わらない一日。もちろんいつもと同じように、俺たちが空に昇る太陽を見ることはない。地下の穴倉に住む俺たちに、"時間"なんてものは必要ないのだ。寝る、働く、飯を食う。ただそれを...
第九回(新天地)

第二話あるある「特課二十七班」←こういうタイトルがち

「いや~お嬢ちゃんも災難だったなぁ」(お嬢ちゃん呼びしがち)(会話から始めるのあるあるだよね?) そう言って主任は鍵束をじゃらつかせながら(管理大変そう)重々しい鉄扉を開く(逆に軽そうな鉄扉見てみたい)。ぎぃぃとさび付いた蝶番の悲鳴が(手入...
第九回(新天地)

新天地

20××年ーーーー。ロジャー家の庭で一人の少年が穴を掘っていた。7歳の誕生日プレゼントで本物の植木を贈られ、とうとう鉢から植え替える時が来たのである。 「よいしょ、よいしょ、うー、つかれたぁ」 チラッと植木鉢を見る。もう、そろそろいいかな?...
第九回(新天地)

過去旅行

扉の前、先生の一声を待つ。緊張で握る拳の中で汗が滲むのが分かる。何事も第一印象だと誰かが言っていた、アレは確か……ばあちゃんだったか? 思い出そうと眉をひそめた、その刹那、廊下の奥の不自然に開いていた窓から風が勢いよく吹き込む。その突風に乗...