2024-08

第二十一回(膝・Love)

膝、Love、その他万物の全ての答え

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第二十一回(膝・Love)

愛の不時着

どうも膝です。突然ですが私には恋している方が居ます。それは背中さんです。しかし絶対に私たちは巡り会うことはありません。血液さんに頼んだ手紙だけが私たちがお互いの存在を確かめ合う方法で、さながら彦星と織姫だとふくらはぎさんには言われました。 ...
第二十一回(膝・Love)

ひざまくら部

ひざまくら部。  そこまで、男を魅了する部活があるだろうか?  俺はこの高校にそのひざまくら部があると聞いて、入学を決めた。正直、俺は半信半疑だったから、そのひざまくら部を詳しく調べた。  すると、部員数は10人を超えていて、そのどれもが女...
第二十回(旅行・鞄)

Aくんの日記

7月26日 金曜日 天気 晴れ 今日から夏休みが始まった。今日は一日家で宿題をしていた。分からないところがあったので、夏休みの間に出来るようにしたい。 7月27日 土曜日 天気 晴れ 今日は友達と夏祭りに行った。花火も屋台も最高でとても楽し...
第二十回(旅行・鞄)

ベルジュと夏の珊瑚礁

彼は旅行には鞄を持って行かない主義だった。いつだって奴はアロハシャツと短パン、クロックスで旅行に行った。これはつまり、彼が旅行に行く季節は必ず夏だったことを表現している。とにかく奴は軽装に財布だけ持って、時には旅券すら持たずに、どこかへふら...
第二十回(旅行・鞄)

投げ入れ岩

今から話すことは実際に俺の身に起きた体験談だ。内容が内容なので信じて貰えないかもしれないし、俺も当事者じゃなければ信じないだろう。だからこれはあくまでも記録として、ここに記すことにする。長いかもしれないが興味のあるやつは読んでくれ。 俺が大...
第二十回(旅行・鞄)

パラメシウムラブ

「ゾウリムシは、性別が48個あるんだって!」  霞は月明かりしかない暗闇で、橙色に輝く手持ち花火をくるくると回しながら、そう言った。 「知ってた?   ものしりの天翔でも知らなかったんじゃない?」「知ってるよ!  ……今、噂のやつだろ?」「...
第二十回(旅行・鞄)

さよならボイジャー

僕のおばあちゃんは旅行が好きだ。小学生の頃は、学校を休んで海外旅行によくついていったものだ。おばあちゃんは大きなスーツケースと花柄のボストンバック、そして肩掛けのポシェットを持って家に迎えに来てくれた。 僕は大学3回になった。大学から始めた...