犯人はこの教室にいる。
一限のバスケットボールを終え、二限必修英語。
誰かが牛丼 の匂いを教室に充満させている。
思うに、犯人はおそらくAだ。
俺はこの目で、彼がプチシェ リーに入る所を見たんだ。
お前牛丼持ってる?
え?俺じゃないよ?
シラを切られた。
牛丼の匂いで包まれたこの教室は取り調べ 室だ。
お前がやったんだろ! 早く吐き出せ!とでも言いたく なる。
しかし、Aには黙秘権がある。
授業開始のチャイムがなる。
教室が一気にしずまる。
俺の腹が鳴った Nちゃんがいるこの教室で!
なんという屈辱!
俺はAを心の中で問いつめた。
証拠は上がっている!
お前はいつもそうだ、他の授業の前だ ってチョコレートやシュークリームをたべているじゃない か。
彼は心無しか申し訳なさそうな顔をしている。
早く白状し ろ、この馬鹿。
するとドアが空いた。
「Sorry for the delay. I forgot my chopsticks when I bought beef bowl!」
犯人は担任のウィリアムだったって訳だ。 Aの腹がなった。
著者 ぽまえ
